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子供たちに説明できるのですか?(9/20の選挙結果)

子供たちに説明できるのですか?(9/20の選挙結果)

 

 

すいません。オリーブオイルには全く関係のない話です。


政治の世界の話ですが、政治理念(イデオロギー)の話をするつもりは
全く有りません。 子供たちが将来支えることになる日本の未来のために
今の大人の世界はどうあるべきかと言う問題です。



昨日(9/20)自民党の総裁選があり、安部さんが石破さんを破り
3選されました。

 

ご存知の通り、これは結局「自動的に安部さんが総理大臣に3選される」
ということを意味します。

 

この国で生活する個人として、また社会の一員として
とても大切な出来事だったと思いました。

 

 

昨年から続く森友・加計問題、1年半以上も国会の内外で騒いでいますが
何の解決もせず、いずれも1国の総理大臣が自分のお友達に有利な判断を
したのでは無いかと言う、政治姿勢の根幹に関わる問題に対する疑問が
残ったまま。更には、森友問題に関連しては、公文書の改ざんの事実まで
が発覚した。この改ざんを指示された財務省の地方財務局の職員が、
自殺までする事態まで事実として発覚したのです

 

 

私はこれまで結構永く生きてきて、この国や政治の動きをそんなに
深くは無いにしても見て来ましたが、昨年来起きていることは
過去に例がないレベルの「国の信頼を損なう最低の事態」だと思っています。

事態そのものも最低だと思いますが、この国の最高決定機関としての動きや
姿勢もまったくおかしいと思っています。

 

この事態を世の中の子供たちから説明を求められたら、今の私は何も
説明することができません。皆さんのなかで、この事態を子供たちに
説明できる方が果たしているものなのでしょうか?

 


にも拘わらず、国のトップで、この一連の事態に色濃く関わった
可能性が有ると思われる安部総理&安部自民党総裁は、この問題を
明確に解決する充分な場や証人の招致を行う事に後ろ向きで
もうすぐ2年の時間を迎えようとしています。 異常です!

 

安部さんがこれらの問題に直接かかわったのかどうかは分かりません。
しかし、安部さんに近い(近かった)人物が有利になる大きな案件が2件も
あり、とてつもなく大きなこの国の税金が動いた(動こうとした)のは事実です。
国の最高決定機関として、国会が主導でこれを「論理的に」「明確にする」
のはあたり前で、学校の教科書で国会を勉強した子供たちも素直に
「この問題は明確にすべき」と考えるのが当たり前だと思います。

 

 

 

にもかかわらず、この国の最高機関の大人たちは、1年半もこれを
「あいまい」にしたままで、「論理的に」「明確にする」動きを
停滞させている。国のトップがそれを推進せず、逆に後ろ向きの姿勢
の様に見えている。安倍総理の与党の自民党は、安部さんが不利に
なる議論の場を避けようとして野党が要求する証人喚問などをことごとく
拒否し続けていますが、国の代表として選ばれた国会議員として、
子供たちに範を示すべき大人として、恥ずかしいとは思わないのでしょうか?

 

 

最近では「モリ・カケ」と言うと、「まだそれ?」と言う反応を示す一般の方も
多い様に思います。「ほかにもっと議論すべき重要な事案がある。」と問題の
すり替えを行う方も多いのですが、「モリ・カケ」と個別問題に矮小化、色分け
して考えてはいけないのではないかと思います。民主主義の基本を揺るがす問題
と考えるべきです。そして、こんな民主主義の基本を揺るがす問題もはっきり
できない状態で「憲法改正」を急いで議論しようなんて、順番がとても変だと
思いませんか?

 

しつこいですが、大人としてこの状態を子供たちに説明できるのですか?

 

 

 

 

そんな中で、自民党総裁選=日本の総理大臣を選ぶ選挙が実施されました。


公示前から「安部3選は当然」の雰囲気の報道で満ち溢れていました。

「何故、こうなるのだろう?」

 

私は、国の政治が「民主主義の基本を揺るがす問題」の渦中にあるにも拘らず
安部政権の支持率がある水準から下がっていないことも含め、ずっと疑問に
思っていました。


「おかしいと」と誰もが思っているにもかかわらず、何も変わらず
そのまま進んで行く。考えてみると、以前にいた会社でもその様な
光景はよく見たような。日本のあちこちで未だに見られる「社会構造」
なのかも知れないと思いました。遠目ではおかしさを認識しているが、
いざ目の前の権力を前にすると、本当の気持ちを伝えることによって
身に降りかかる危険は避けようとする。見て見ぬ振りをする。
「これが大人の社会なんだ」と気持ちをおさめようとする。

 

皆さんも心当たりは無いでしょうか?

 

 

戦後70年も経ち、民主主義はもちろん欧米的文化がすっかり浸透している
と思っているこの日本で、まだまだ「むら社会」を彷彿とさせるような
行動原理ががあちこちに存在しているのでしょうか?


昨今のスポーツ界のパワハラ事件の背景なども、もしかして同じようなこと
なのでしょうか?組織の上に立つものがその権力を乱用しても、周りは恐いので
見て見ぬ振りをする。表面の見え方とのギャップが有る水準を超えたところで、
ある日突然の様に問題が溢れ出し表面化する?

 

 

皆さんも、少し立ち止まって周りをよく観察してみてはどうでしょうか?
心当たりが有ることが、きっといくつも見つかると思います。

 

 

 

 

そして昨日(9/20)の自民党の総裁選の開票がありました。

 

結果は、事前の予想道り安部さんが7割近い票をとり圧勝です。
安部さん自身が、結果発表後の挨拶で「圧勝した」ことを強調していました。
この国を代表する総理大臣として信任されたと。

 

確かに国会議員票では、安部さんが約8割もの票を獲得しました。
しかし、地方票では石破さんが予想を覆し45%もの票を取りました。

 

「自民党でも地方票は一般の意見に近い」とメディアで言われているが
もしそうだとすると、この1年半の「国の信頼を損なう最低の事態」を
多くの国民が「このままではいけない」と感じて来ているという事か?
だとすれば「まだこの国は大丈夫か?」と少しほっとした気分になれる。


安部さんが絶対権力を握る自民党、特に国会議員は8割安部さんに投票。
絶大な権力を目の前にし、抵抗すると大変な災いが身に降りかかる
ので抵抗しない? 見て見ぬ振りをして、当たり障りなくふるまう?
この国の行方を決める政治を任せる国会議員が本当にそんな意識だとすると
これは大変問題な事態だ思います。

 

もっともこの方たちを選んだのは、私達国民なので、私達自身があらためて
考え直す必要が有るのだと思います。

 


人気の小泉信次郎さん、投票直前に石破さんへの投票を明かしました。
6年前の行動との筋を通したと見えますが、何故こんなに直前だったのか?
ご本人は「ネクストバッターサークルの人間が、主人公の2人より照明を
受けるのはまずい」と言い、石破さんへの投票の理由を「自民党は違いを
強みにすべき」「乾杯は生ビールでは無く、ハイボールで」などと
またまた一般受けするフレーズで話題をさらうのですが、私から言わせると
物足りませんね? 
昨年来の異常な状態を「子供たちに説明できるのですか?」
と問われたら、何と答えるのでしょうか?

 

この観点で言えば、今回の小泉信次郎さんの行動は、「子供たちに説明
しようとせず、逃げただけ。」なのではないですか? 
日本の政治の将来を担う人物になるなら、「子供たちに説明できる政治」
をする政治家になっていただきたい。

 

 

 

余談ですが、安部陣営が勝利を期して投票直前の結束会議の参加者333人に
カツカレーを333杯振る舞い全員が完食したが、その中の4人が安部さんに
投票しなかったとか。いわば食い逃げ。当たり障りなく安部さんに投票する振り
をして会議に参加。カツカレーまで食べていながら、安部さんに投票しない。
これはこれで、とても子供たちに「国会議員です」とは言えないような
「サイテーな大人」ですね? 

 

 

今の子供たちが、まともな未来を迎えられる責任は私達大人にあると思います。
目の前のことに諦め逃げてしまうのではなく、大人の責任が果たせるように
歯を食いしばって今の現実を見続け、どうすれば良いか考え続けませんか?
この国の大人として。