オリーブオイルで血圧が下がる?!
オリーブオイルで血圧が下がる?!
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揚げ物や炒め物など油を使った料理やお菓子はとても美味しくて食欲をそそります。美味しくてつい食べ過ぎてしまう方も多いでしょう。生活習慣病のある方やダイエット中の方にとって油は大敵…と思われがちですが、実はオリーブオイルには嬉しい効果があったのです。
オリーブオイルで動脈硬化を防ぐ
植物油はリノール酸を含んでいます。リノール酸を過剰に摂取すると、体内各所に脂質を運ぶLDLコレステロール値と体内各所から余分な脂肪を回収する働きのあるHDLコレステロールのバランスを壊すことになります。一方、オリーブオイルに含まれているオレイン酸はLDLコレステロール値を下げて、反対にHDLコレステロール値を上昇させる働きがあり、中性脂肪値を下げます。その結果、血液サラサラの状態を維持することが可能となり、動脈硬化を予防することができます。血液がサラサラになれば流れが良くなり、血圧の低下が見込めるのです。また、エキストラバージンオイルに含まれるポリフェノールには血管拡張作用のある一酸化炭素濃度を上昇させる働きがあるため、血圧を下げると言われています。
動脈硬化と血圧の関係
血圧には収縮期血圧と拡張期血圧があります。収縮期血圧は心臓のポンプ作用を表し、拡張期血圧は血管の抵抗性を表すとされています。動脈硬化とは血管の弾力性が低下することと血管内腔が狭くなる状態を言います。血管の内膜にコレステロールが蓄積すると、脂肪分が蓄積し、血栓や潰瘍を作ります。これが狭心症や心筋梗塞、脳卒中の原因となります。血管内腔が狭くなると血圧は上昇します。さらに血管の弾力性が低下すると血流による圧力が分散できなくなるため、血圧が上昇してしまうのです。つまり、オリーブオイルによって高脂血症を防いだり、血液の流れをサラサラに保つことができれば、結果的に適度な血圧を維持できたり、高血圧の方は血圧が下がることも見込めます。特に血管の抵抗性が関連する拡張期血圧を低下させるのです。
ポリフェノールにはさらに嬉しい作用がある
オリーブオイルに含まれるポリフェノールには、血管拡張作用によって血圧を下げる働きだけでなく、抗炎症作用や強力な抗酸化作用があります。その他、免疫力を高めたり血糖値の上昇を防ぐ作用もあり、生活習慣病予防に活用できる食材です。ただ油でありカロリーが多いため、摂取量には気を付ける必要があります。オリーブオイルにはその他、ビタミンEやカロテン等の抗酸化物質も含まれています。身体の酸化を防ぐことでアンチエイジング効果や美肌効果も期待できると言えます。毎日適量を楽しみながら食事に取り入れることで、美と健康維持にも役立つのです。
まとめ
オリーブオイルには血圧を下げる作用に加えて、他にも身体に嬉しい効果がたくさんあります。オリーブオイルで急激に高血圧が改善したり、体重を減量できるわけではありません。しかしオリーブオイルを習慣的に摂取しながら生活習慣を改善することによって、健康な身体を手に入れましょう。
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ギリシャ屋 ミルストーン
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