オリーブオイルとエクストラバージンオリーブオイル、違いは何?
オリーブオイルとエクストラバージンオリーブオイル、違いは何?
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近頃は料理にオリーブオイルを使うことが多くなりました。すこし大きなスーパーに行けばさまざまなオリーブオイルを売っています。しかしそれらを良く眺めていると、普通のオリーブオイルの他にエクストラバージンオリーブオイルと呼ばれるものがあることに気が付きます。いったい両者の間にどんな違いがあるのでしょうか。
そもそもオリーブオイルとは
オリーブオイルとは、オリーブの果実から抽出された油です。オリーブオイルの特徴は、他の一部の植物油と違い、抽出するため加熱したり溶剤を使う必要がないことです。ただ単にオリーブの果肉を絞って置いておくだけで表面に油分が浮かぶので、これを遠心分離機にかけるだけで新鮮な油を採取することができるのです。
採集されたオリーブオイルにもいろいろなグレードがあります。絞ったままの状態で市販することが可能なもの(バージンオイル)と、脱酸・脱臭・脱色等の精製作業をさらに行ったもの(精製オリーブオイル)に分けることができます。一般に売られているオリーブオイルはこの精製オリーブオイルにバージンオイルをブレンドして、より食べいやすい状態に調整したもののことを言います。尚、日本ではこの普通のオリーブオイルのことを、特にピュアオリーブオイルと呼ぶことがあります。
エクストラバージンオリーブオイルの特徴
エクストラバージンオリーブオイルは、バージンオイルの中でも品質が特に良いもののことです。風味が素晴らしく良いため、サラダドレッシングやマリネなどに、加熱しないで使うことが多いです。パンをエクストラバージンオリーブオイルに直接浸して食べることさえあります。これに対して、エクストラバージンでない普通のオリーブオイル(ピュアオリーブオイル)はくせのない状態にブレンドされているので、加熱調理はもちろん、一般のサラダ油のように気軽に使うことが可能です。
オリーブオイルというとイタリアや南仏の料理を思い起こすことが多いですが、実は世界で一番オリーブオイルの消費が多いのは、ギリシャです。ギリシャ料理もオリーブをたっぷり使うことで有名です。またギリシャは特に高品質のオリーブオイルの生産が多いことで有名で、ギリシャのオリーブオイル生産量のうち実に80%がエクストラバージンオイルです。
まとめ
オリーブオイルもエクストラバージンオイルも身体に良いオレイン酸を含む植物油です。エクストラバージンオリーブオイルには、さらにポリフェノールなどの健康に有用な成分も含まれています。オリーブオイルをもっと使って地中海風にトマトなどの野菜や魚介類もしっかり摂取して、健康的な生活を送りたいものです。
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ギリシャ屋 ミルストーン
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