なぜギリシャでは心疾患が少ないのか?その秘密は地中海式食事法!
なぜギリシャでは心疾患が少ないのか?その秘密は地中海式食事法!
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ギリシャをはじめとする地中海沿岸は、他の地域と比べるとがんや心疾患が少ない地域です。伝統的な食事習慣が健康に貢献していると考えられユネスコ無形文化遺産にも「地中海式ダイエット」として登録されています。なぜ地中海式の食事習慣が心疾患などの発症率が低くなるのか、詳しくみていきましょう。
「地中海式食事法」は理想的な食事のスタイル
「地中海式ダイエット」のダイエットは、日本でいう「痩せるため」とは意味合いが異なります。正確には「地中海式食事法」といい、食生活も含めた生活習慣のことです。「地中海式食事法」はギリシャの伝統的な食生活が生活習慣病を予防することが研究によりわかっています。心疾患を抑制し肥満にも有効であることから、日本でいういわゆるダイエットに効果的で、「地中海式ダイエット」という言葉が広まっています。
地中海式食事法は、1960年代の南イタリアやギリシャの食習慣を手本として「地中海式ダイエットピラミッド」と呼ばれる図があり理想的な食事のスタイルとして紹介しています。ピラミッドの底辺が一番重要で日中の運動などの活動が根底にあります。主食となるパンやパスタなど穀物をしっかり摂ることが大切で、野菜やフルーツ、豆類などの植物性の食品は毎日摂取するものとなっています。そして、チーズなどの乳製品、新鮮な魚介類、肉類は月に数回程度という食事の構成になっています。そして、油の中では摂取した方が良いものとして「オリーブオイル」があります。
オリーブオイルの効果とは?
地中海式食事法はオリーブオイルをたくさん摂ることが特徴です。本物のオリーブオイルは、オレイン酸を主体とした一価不飽和脂肪酸をたくさん含むオメガ9と呼ばれる種類の植物油です。オリーブオイルの中でもエクストラバージンオリーブオイルには、オレオカンタールというポリフェノールも含まれています。それらの成分の働きによって、血中のコレステロール値や中性脂肪を下げる効果があり、動脈硬化の予防や高血圧や心疾患のリスクが軽減されます。
また、オリーブオイルに含まれるオレイン酸はインスリンを調整する作用があり、脂肪の蓄積を抑制するため太りにくい油です。単に油の摂取量を控えるのではなく、上質の油であるオリーブオイルをたくさん摂取することが、健康にもダイエットにも繋がります。
本物のオリーブオイルを摂るのがポイント
地中海式食事法の中のオリーブオイルは、本物の上質であるオリーブオイルであることが重要です。市販のオリーブオイルの中には化学物質や熱を使って加工してあるものも少なくありません。中には有害なトランス脂肪酸が含まれている危険性も考えられます。
地中海式食事法で使うための本物のオリーブオイルを手に入れるには、オリーブオイルのソムリエが販売している店舗から購入するか、生産地のオリーブオイルに詳しい業者から購入することをおすすめします。
世界基準で厳選した「本物のオリーブオイル」を日本の皆様へ
ギリシャ屋 ミルストーン
「本物のオリーブオイル」に徹底的にこだわり、世界最高品質と言われるギリシャ・カラマタ産をはじめ、ほとんど日本市場には出回らない希少なシングルエステート(単一農家)のオリーブオイルを提供しています。IOC(国際オリーブオイル協議会)の認証を保有し、ミシュラン星レストランなどでも愛用されています。